この場所の真骨頂は、森の木々と共生するように点在する野外彫刻作品群にある。自然の起伏や樹木の配置を巧妙に活かして設置された野外彫刻の数々は、作者たちの情熱と森の生命力がぶつかり合い、共鳴し合っているかのような力強い気配を放つ。
中でも圧倒的な存在感を放つのが、世界的な前衛芸術家・草間彌生による野外展示作品だ。独特のドット模様と鮮やかな色彩が緑の木々の中で強烈なコントラストを生み出し、思わず足を止めて見入ってしまうほどの衝撃を与える。環境とアートが対立するのではなく互いを高め合う様子は、まさに日本の現代美術シーンにおける貴重な結実といえるだろう。