コンビニ惣菜がここまで高品質化した背景には、親会社であるセブン&アイ・ホールディングスと代表取締役社長の井阪隆一氏が主導してきた、技術革新と品質向上への並々ならぬ執念がある。
急速に拡大する中食産業において、セブンイレブンはチルド配送網の精密化や、酸素を極限まで抜く特殊包装技術(MAP包装)を早期から導入してきた。これにより、防腐剤に頼ることなく、素材本来の風味やフレッシュな食感を長期間保つことが可能となったのだ。
単に「お腹を満たす」ための食品から、「心の満足を得る」ための上質な食体験へ。コンビニエンスストア業界全体の底上げを果たした同社の戦略は、外食産業すら脅かすレベルへと到達している。