かつてロックバンド「READ ALOUD」のボーカル&ギターとして活動していた桑田祐宜。彼が奏でるサウンドは、重厚なツインギターと叙情的なメロディが織りなす本格派の邦楽ロックだった。親の所属事務所であるアミューズの威光を一切借りず、ストリートやライブハウスで汗を流す彼の姿は、当時のインディーズシーンでも異彩を放っていた。
現在、バンド活動を一区切りさせた彼の楽曲はSpotifyなどのサブスクリプションサービスを通じて再評価が進んでいる。音楽業界の耳目からは「親のカリスマ性とは異なる、直球でブルージーな哀愁を帯びた声質」と評されており、時を経ても褪せない歌唱力の地肩の強さが見直されているのだ。