日本百貨店協会が発表するギフト市場の意識調査によると、冠婚葬祭に関連する長寿祝いの購入単価は年々上昇傾向にあり、より上質で心のこもった品を選ぶ消費者が増えている。しかし、どれほど高価な品物であっても、最低限のマナーを欠いてしまってはせっかくの祝意が台無しになりかねない。
まず押さえるべきは「のし(熨斗)」の書き方だ。水引は、何度あってもおめでたいお祝い事であるため「紅白の蝶結び」を使用する。表書きの上段には「祝傘寿」「傘寿御祝」「敬寿」などと記載し、下段には差出人のフルネーム(家族連名や〇〇家一同など)を入れるのが基本マナーだ。
また、贈り物としてのNGアイテムにも注意したい。弔事に使われることが多い「緑茶」や、別れを連想させる「ハンカチ(手巾)」、踏みつける意味を持つ「靴・靴下などの履物」は避けるのが無難だ。本人の健康状態や好みを最優先にし、配慮の行き届いた心遣いを見せることが成功の鍵となる。