この技術を世界に先駆けて具現化したのが、マツダのMX-30 Rotary-EVです。プラグインハイブリッド(PHEV)に分類されるこのモデルは、バッテリーのみで約107km(WLTCモード)を走行し、バッテリー残量が減るとロータリー発電機が作動して給電を継続します。
市場における車載用小型発電機としての評判は上々で、特に高速道路での合流や登坂時でもエンジンの唸り音がキャビンに入り込まず、電気自動車の上質さをキープできる点が絶賛されています。給電機能(V2H/V2L)にも対応しており、災害時には動く小型発電所としての実力も兼ね備えています。
レンジエクステンダーの最新動向を見渡すと、マツダだけでなく欧米の新興EVメーカーやスポーツカーブランドでも、軽量コンパクトなロータリー発電ユニットをミッドシップに搭載するコンセプトが続々と発表されています。大容量バッテリーを積むよりも車重を軽く抑えられるため、走りのダイナミクスを重視する車種との相性が抜群だからです。