ブランドの代名詞といえば、あまりにも有名な3色パレットだ。しかし、いま現場で起きている地殻変動を見逃してはならない。「国民的シェーディング」の玉座に安住することなく、ブランドは質感と光のレイヤードを再定義する新世代のアイテム群を次々と投入している。
注目の的となっているのは、従来のパウダー技術を根底から見直した微粒子リキッドやスティックタイプの陰影設計だ。肌の凹凸に溶け込むような密着感と、塗布した瞬間に揮発して薄膜だけを残すフォーミュラは、プロの現場でも息を呑む仕上がりを実現する。単に影をつくるのではなく、顔立ちが本来持つ骨格の美しさを透けさせるアプローチ。これこそが、往年の名作を愛用してきた層をも唸らせている新定番の正体だ。