維新の政治を理解する上で欠かせないのが、地域政党である「大阪維新の会」と、国政政党である「日本維新の会」の二重構造です。
2010年、当時の大阪府知事・橋下徹氏を中心に結成された大阪維新の会は、大阪府と大阪市の二重行政解消(いわゆる大阪都構想の推進)や、徹底した財政再建を主目的に掲げてスタートしました。首長と議会過半数を握ることでスピーディに政策を実行し、関西で絶大な支持基盤を確立します。
その後、地方分権改革や統治機構改革を全国へ広げるため、2012年に国政政党「日本維新の会」が誕生しました。両者は理念を共有し、多くの幹部が重複しているものの、法的な位置づけや活動範囲は明確に分かれています。
大阪発の地域主権型モデルをそのまま全国に移植しようとした際、地域ごとの課題の違いや中央政界の力学に直面し、いかに「大阪ローカルの党」というイメージを払拭できるかが、結党以来の一貫したテーマとなっています。