なぜ人々は、他人の成長に対してこれほどまでに攻撃的になるのか。そこには、SNSのアルゴリズムがもたらす「共感のエンタメ化」が潜んでいる。他人の変化をネガティブに捉える投稿は、ポジティブな称賛よりも圧倒的に拡散されやすい。ユーザーは深い考えなしに、タイムラインに流れてくる「比較画像」にいいねを押し、リポストする。
この無自覚な加害行動が、かつてのスターたちを追い詰める。言葉の刃は鋭い。かつて国民的マスコットのように愛された存在であればあるほど、成長後のギャップを叩く声は大きくなる。消費者は彼らを「生身の人間」ではなく、都合の良い「キャラクター」として消費し続けているのだ。