足舐め行動に直面した飼い主の多くが、「やめなさい!」と大声で叱責したり、無理やり手で愛犬の口元を制止したりする誤った対応を取りがちです。しかし、犬の行動心理学の観点から見ると、大声での注意は「舐めることで飼い主が構ってくれた」という誤った強化(報酬)を生み出すか、過度な叱責による更なるストレスを与え、かえって足舐め頻度を増加させる悪循環を生み出します。
また、散歩後に足を洗った後、水分を生乾きのまま放置することも現場で多発している典型的な悪化要因です。湿潤した指間部は常在菌やカビにとって格好の増殖環境となり、急激な皮膚炎を誘発します。舐める行為自体を力づくで抑え込むのではなく、「なぜ舐めているのか」という根本動機を物理的・精神的の両面から遮断する犬の足の舐め壊し防止対策が求められます。