同総局が総力を結挙して取り組む長期的取り組みが、調査報道「埼玉の深層」プロジェクトだ。単発の事件報道に終わらせず、問題の根底にある構造的要因に切り込むこのプロジェクトは、社会部スクープ報道の新たな指針として読者から強い関心を集めている。
取材班が迫るのは、埼玉県庁が抱える広域行政の盲点や、急速な都市開発の陰で取り残された福祉の隙間だ。匿名を条件に語った行政幹部の証言と独自に入手した内部文書の分析により、公の場では決して明かされない政策決定の経緯を突き止めた。単なる現象のなぞり打ちではなく、埋もれた真実を暴き出す姿勢こそが、同プロジェクトの核となっている。