週末の午後、渋谷の大型雑貨店の文具売り場は、色とりどりのルーズリーフ風シートを手にする若者たちで溢れ返っていた。棚に並ぶのは、ファンシーなイラストが描かれた往年のデザインから、くすみカラーを基調としたミニマルな大人向けデザインまで多種多様だ。
「SNSのプロフィール欄って、どうしても人目を意識して綺麗事ばかり書いちゃうじゃないですか。でも、これなら仲良い友達だけに『実は最近ハマってる変な食べ物』とか『絶対に言えない秘密』を直筆で書ける。消せないボールペンの跡や、ちょっと下手なイラストも含めて、相手のリアルが伝わってくるのが愛おしいんです」。買い物をしていた21歳の大学生は、笑顔でそう語ってくれた。