なぜ主催者はそこまで過酷な規制やフェンス設置にこだわるのか。その背景には、2001年に兵庫県明石市で発生した歩道橋事故をはじめとする、大規模イベントでの悲惨な雑踏事故の教訓がある。
主催者である実行委員会は、滋賀県警察および大津警察署、民間警備会社と密接に連携し、ミリ単位の雑踏警備計画を構築している。JR大津駅や京阪びわ湖浜大津駅から湖岸へ向かう歩行者動線を一方向通行に制限し、ボトルネックとなる歩道橋や交差点には「DJ警察」やプロ警備員を集中配置。万が一の事故が起きた場合、主催者としての法的・道義的責任は免れないため、リスク回避の姿勢は年々厳格化している。