このフレーズがなぜここまで人々の記憶に残り、語り継がれているのか。その元ネタの由来を紐解くと、日本のネット掲示板やSNSで長年愛されてきた「架空の超楽なバイト」というミーム文化に辿り着きます。
古くからネット上では「ベルトコンベアから流れてくるひよこを分けるだけの仕事(ひよこ鑑定士の過度な単純化)」や「パンの上にひたすらイチゴを乗せるだけの仕事」など、単調作業を誇張したユーモア投稿が人気を博してきました。そこに、2010年代以降スマートフォンゲーム界の金字塔となった『にゃんこ大戦争』のシュールな絵面がドッキングした形です。
画面を埋め尽くす無数のネコたちがワラワラと歩く姿を見て、「あれを1匹ずつ倒れてないか監視する仕事があったら絶対にやりたい」「誰か1匹くらい躓いて転んでないか確認する係が必要では」という投稿がTwitter(現X)に投下され、数万件規模のリツイートを獲得。これがにゃんこ大戦争のコピペとして定着し、文脈を知らないユーザーの間で「本当にある求人なのでは」と誤認される土壌が作られました。