牛1頭(約600〜700kg)から採れるヒレ肉自体が全体のわずか3%程度に過ぎない。シャトーブリアンは、そのヒレ肉のさらに中央に位置する最上級の部位であり、1頭から取れる量はわずか600gから1kg前後に限られる。
日本精肉協会の関係者も指摘するように、牛の体において最も運動量が少ない部位であるため、筋膜が少なく筋繊維が極めて細やかだ。精肉業界において、日本の極上な黒毛和牛を用いた高級和牛ステーキは世界中の美食家から絶賛を浴びている。脂肪分のしつこさが一切なく、赤身でありながら口の中でほどける独特の食感こそが、他の追随を許さない最高峰の証なのだ。