中村俊介の俳優人生における最大の転機であり金字塔となったのが、内田康夫原作の国民的サスペンス『浅見光彦シリーズ』(フジテレビ系)です。2003年の第15作『金沢殺人事件』から初代・榎木孝明のバトンを受け継ぎ、2019年の第39作『浅見光彦殺人事件』で卒業するまで、実に16年間にわたり2代目光彦を演じ続けました。
歴代の浅見光彦役には水谷豊、榎木孝明、沢村一樹、速水もこみち、岩田剛典といった錚々たる俳優陣が名を連ねていますが、主演作品数・継続期間ともに歴代最多を誇るのが中村俊介です。ルポライターとしての知性と軽妙さ、育ちの良さを自然体で体現した彼の光彦像は、原作ファンからも絶大な支持を集めました。