チケットの入手倍率が数十倍に達することも珍しくない国立競技場ライブでは、会場外で音を楽しむ「音漏れ参戦」がSNS上で頻繁に話題となります。しかし、ここには近隣社会との共生に関わる大きな課題が存在します。
新国立競技場の周辺は明治公園や外苑西通り、絵画館前広場など公共スペースが広がっており、公演当日はチケットを持たない数千人規模のファンが集結する現象が見られます。これに対し、歩行者通路の占拠、ゴミのポイ捨て、周辺商業施設や住宅への騒音被害が地域自治体や警備当局の間で深刻な懸念事項となっています。
運営側も警備員の増員やコーンによる動線規制、滞留禁止の呼びかけを強化しています。真のファンリテラシーとして、公共の秩序を乱す行為は将来的なアーティストの国立使用許可そのものに悪影響を与えかねないという認識が必要です。