日本屈指のメガイベントである東京マラソンをはじめ、政令指定都市で開催される大規模レースでは、交通規制の影響範囲が桁違いに広がります。都心部を縦断するコース設定により、路線バスの運休やルート短縮、タクシーの乗車拒否、物流トラックの配送遅延など、都市機能そのものが麻痺状態に陥ります。
特に問題視されるのが「マラソンで救急車が通れないのではないか」という不安と真相です。原則として大会運営側と所轄警察・消防署は事前に綿密な連携を取り、緊急車両の通過時にはランナーを一時停止させてコースを横断させる「エマージェンシープロトコル」を策定しています。しかし、現場のランナーの密集度や警備員の誘導ミスにより、サイレンを鳴らした緊急車両が数十秒から数分間立ち往生した事例が過去に報告されており、ネット上でも「命に関わるリスク」として厳しい批判の対象となっています。
また、幹線道路が遮断された結果、周辺の生活道路や住宅街の抜け道に一般車両が殺到し、激しい自然渋滞や排気ガス、接触事故の危険が高まるという二次被害も各地で深刻な苦情へと発展しています。