防具としての進化を続ける一方で、カルチャーとしてのホッケーマスクも巨大な市場を形成しています。秋のシーズンになると、ハロウィンのコスプレ用ホッケーマスクが店頭やECサイトに並び、手軽に変身できる仮装アイテムとして定着しています。
その対極にあるのが、熱狂的なシネマファンやコレクターに向けたアイスホッケーマスクの精巧なレプリカ市場です。1980年代の劇中プロップ(小道具)に見られる傷や経年劣化、血糊の飛沫、レザーベルトの質感までを職人がハンドペイントで再現した限定モデルは、数万円から数十万円で取引されるケースも珍しくありません。
ただし注意点として、映画レプリカやコスプレ用のマスクは薄いABSプラスチックやウレタンで作られており、耐衝撃性はありません。これらを本物の氷上競技やサバイバルゲームなどに転用することは極めて危険であるため、用途に応じた使い分けが不可欠です。