ソーシャルメディア上をリサーチすると、レンジ卵調理にまつわる失敗事例には共通したパターンが存在します。「破裂音とともに電子レンジの扉が開き、天井まで飛び散った」「スプーンを差し入れた瞬間に時間差で破裂して火傷しそうになった」といった声が多く見受けられます。
特に危険視されるのが、加熱終了後に器を取り出した直後や口に運んだ瞬間に破裂する「突沸(とっぷつ)現象」です。これは液体が沸点に達しても気泡が発生せず限界まで過熱された状態(過熱状態)にあり、外からのわずかな刺激で一気に沸騰が爆発的に起こる現象を指します。水を入れて加熱した場合でも、指定以上の長時間過熱を続けると突沸のリスクが高まります。
万が一、庫内で破裂事故を起こしてしまった場合は、放置せずに即座に対処することが重要です。固まった卵白は熱によって変性し、乾燥すると強固にこびりつきます。耐熱容器に水100mlと重曹小さじ1杯(またはお酢小さじ1杯)を入れて500Wで2分加熱し、発生した蒸気で庫内を5分間蒸らしてから拭き取ると、油分とタンパク質が分解されて簡単に清潔な状態へと復旧できます。