1995年、南果歩は作家・ミュージシャンとして独自の存在感を放っていた辻仁成と結婚しました。当時、鋭い感性を持つ二人の結びつきは「知的で刺激的なカップル」として大きな脚光を浴びました。家庭には長男が誕生し、一見すると順風満帆なクリエイター夫婦のように映っていました。
しかし、互いに強い自己表現を持つ者同士ゆえの摩擦は、次第に二人の距離を広げていきました。創作活動に妥協を許さない姿勢、すれ違う生活リズム。2000年に足かけ5年の婚姻生活にピリオドが打たれた際、その破局はファンや関係者に大きな衝撃を与えました。表現者としてのプライドと情熱が火花を散らした結果の決別であったと言えます。