南麻布といえば、政財界の重鎮やグローバル企業のトップが居を構える日本有数の高級不動産エリアだ。整然と並ぶ街路樹や厳重なセキュリティに守られた邸宅が立ち並ぶ中、木梨の自宅は周囲の街並みと美しく調和しながらも、どこか独特の存在感を漂わせている。
この邸宅の最大の特徴は、単なる住居にとどまらず「本格的なアトリエ」としての機能を兼ね備えている点にある。広々とした吹き抜けの空間や、自然光がふんだんに差し込む巨大な窓設計。キャンバスに向かい巨大な作品を描き上げるための動線が完璧に計算されており、まさに「生きる場所であり、作品を生み出す実験場」という言葉が相応しい。