本作の圧倒的な説得力を支えたのは、25歳と70代の同一人物を演じ分けた二人の大女優の存在だ。大ベテランのキム・ヘジャと、実力派のハン・ジミンによるバトンタッチは、今もドラマ史に残る名演として語り継がれている。
撮影現場での二人は、互いの歩き方や声のトーン、さらには指先の癖に至るまで徹底的に同期させる作業を重ねていたという。キム・ヘジャがハン・ジミンの若々しい仕草を密かに観察し、ハン・ジミンもまた大先輩の眼差しを呼吸するように吸収していった。カメラが回っていない休憩時間でも、二人が並んでセリフのイントネーションを確認し合う姿が目撃されており、あの奇跡的な一体感は徹底したプロフェッショナリズムの賜物だったと言える。