出産のタイミングは、母体が出産を経験したことがあるかどうかによっても差が現れます。臨床統計では、初産陣痛始まる週数は「39週後半から40週台」にピークを迎える傾向が顕著です。初めてのお産では子宮口や産道が固く、ホルモン受容体の準備にも時間を要するため、予定日を数日超過することも日常的に見られます。
対照的に、経産婦出産時期早いという通説には確固たる生理学的根拠があります。経産婦は一度産道を通っているため子宮頸管が柔らかく開きやすく、胎頭の下降もスムーズです。そのため、陣痛のピークは初産婦よりも数日から1週間ほど前倒しになり、妊娠38週〜39週での分娩割合が高くなります。
また、陣痛開始から出産に至る分娩所要時間も、初産婦が平均12〜16時間程度かかるのに対し、経産婦は平均5〜8時間と約半分に短縮されます。経産婦の場合は「陣痛かな?」と感じてからの進みが急速なケースが多いため、早めの産院連絡が鉄則です。