サビで繰り返される「You're everything」という短いフレーズ。直訳すれば「あなたが私のすべて」というシンプルな言葉だが、全体の文脈を踏まえると、そこには単なる情熱以上の「覚悟」と「痛切な孤独」が同居している。
「愛しい人よ 抱きしめて」と続く歌詞の展開は、手に入りそうで手に入らない存在への焦がれを吐露する。相手を自分の世界全体と位置づけることでしか保てないほど危うい心象風景。和訳の行間から立ち現れるのは、無償の愛の美しさであると同時に、誰かを深く愛することに伴う抗えない恐怖と切なさの真実だ。