原点となった2011年の韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』は、70〜80年代の民主化揺籃期を生き抜いた女子高校生たちの友情を描き、700万人以上の観客を動員した。その骨組みをベースに、大根仁監督が手掛けた2018年の日本版『SUNNY 強い気持ち・強い愛』は、舞台を1990年代半ばの日本へと大胆にトランスレートした。
ルーズソックス、ガングロメイク、プリントシール。一見すると当時の表層的な流行を再現したオマージュ企画に思えるかもしれない。しかし、その根底に流れているのは「自分の存在を丸ごと肯定してくれた仲間」との魂の交歓だ。文化的な文脈こそ違えど、世界各地でリメイクが相次ぐ理由はここにある。人間が通過儀礼として経験する青春の眩しさと、それに続く現実のほろ苦さが、絶妙なコントラストで描かれているのだ。