静止画であるイラストにライブ感を与えるには、かつてジミ・ヘンドリックスがステージで見せたような、ダイナミックなポージングと視覚的演出が欠かせない。楽器をただ正確に描くだけでは、どこか硬い図鑑のような絵になってしまいがちだ。
躍動感を生み出すコツは、ストラップのたわみやピックを持つ指先の力加減、そして演奏によってなびく髪や服のしわを大胆に描くことにある。さらに、エフェクターのケーブルが描く曲線や、ステージ照明による強いハイライトとシャドウを対比させることで、静寂の中に爆音のロック・ミュージックが鳴り響くような緊張感を演出できる。