地方都市共通の課題である若者の流出防止に対しても、天理と福山は斬新なアプローチを見せる。天理大学をはじめとする地元の教育機関と、福山市内の産学連携拠点が協定を結び、学生相互派遣や共同起業プログラムを本格化した。2026年度からは、両都市の学生が双方のフィールドでインターンシップを行う取り組みがスタートしている。
福山でITスタートアップを立ち上げた20代の起業家は語る。「天理には豊かな歴史的リソースと熱量のある若者がいて、福山にはそれをビジネスとして形にするアセットと実業家精神がある。双方の学生が交流することで、次々と新しいビジネスアイデアが生まれている」。若者のチャレンジを支えるファンドも設立され、地域全体の若返りが進む。