制度の導入当初、世間の関心は必ずしも高くなかった。そこで総務省が主導し、爆発的な普及のトリガーとなったのがマイナポイント事業だ。キャッシュバックやポイント還元という直接的なインセンティブを前面に押し出したこの施策において、マイナちゃんはCMやポスターの顔としてフル回転した。
複雑な申請手順やポイント連携の仕組みを、キャラクターを介して視覚的かつ直感的に説明する手法は、高齢者層をはじめとする幅広い世代への浸透に一役買った。個人番号カードの保持率を急速に押し上げた背景には、国家的な施策の裏で休むことなく走り続けたマスコットの地道な認知向上活動があったのだ。