やがて彼女の活躍の舞台は、国内のスタジオから世界へと広がっていく。東京2026オリンピック・パラリンピック招致委員会のプレゼンターとして抜擢されたブエノスアイレスでのIOC総会。そこで彼女が発した「おもてなし」という言葉は、世界中の人々の心に深く刻まれた。
手話を交えた優雅なジェスチャーと、フランス語と英語を交えた流麗なプレゼンテーション。日本の伝統的な美徳である相手を思いやる心を、洗練された国際感覚で言語化した一瞬だった。その後、NHKをはじめとする国内外の多様なメディアでもその語り口が高く評価され、日本の魅力をグローバルに伝える稀有な存在となった。