六法全書とは?実は6つではない真相とポケット六法との違い【2026】

六法全書とは?実は6つではない真相とポケット六法との違い【2026】

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法令集の最高峰として君臨するのが、株式会社有斐閣が毎年刊行している『六法全書』です。創業以来の伝統を誇るこの書物は、一般的な書籍の常識を遥かに超越した物理的スペックを持っています。

まず圧倒されるのがその分量です。最新版の『六法全書』は毎年11月下旬から12月にかけて翌年版として刊行されますが、その構成は堂々の2分冊・布クロス装特製ケース入り。本編と索引を合わせた総ページ数は約6,500〜7,000ページに達します。本を2冊合わせると重量は約6kgを記録し、不用意に片手で持ち上げれば手首を痛めかねない重量感です。購入時の定価も約15,000円〜16,000円台(税込)と、専門書としても破格の堂々たる価格帯に設定されています。

ページをめくると、極限まで薄く梳かれた高品質な「インディア紙(辞書用紙)」が用いられており、裏写りを防ぎながら極小の明朝体フォントで条文が整然と並んでいます。有斐閣六法全書の収録法令数は約1,100件〜1,200件超に及び、基本六法はもちろん、行政手続法、公職選挙法、労働基準法、租税法規、各種国際条約から、日常生活ではまず触れることのない専門的な技術規則まで網羅されています。

これほど巨大な書物は、個人がカバンに入れてカフェや大学に持ち運ぶものではありません。裁判官室、検察庁、大規模法律事務所の図書室、大学図書館、あるいは企業の法務部デスクに「据え置き」で使用されることを前提に設計された、まさに法学界の「大百科事典」なのです。

前田 葵
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前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。