歌詞を紐解くと、そこには比喩表現の域を超えた暴力的な描写が並ぶ。「君の臓器を切り刻んで」「犬の餌にする」といった過激なフレーズは、初聴時のリスナーに強烈な拒絶反応を引き起こす。しかし、その奥底にあるのは、裏切られたことへの絶望と、相手を絶対に忘れないという狂気的な執着だ。野田洋次郎は、美化された失恋ソングが溢れる音楽シーンに対して、あえて最も醜悪で、最も純粋な「愛の裏返し」を提示した。この極端なコントラストこそが、聴き手の脳裏に一生消えない爪痕を残す理由である。
令和のSnsで再燃する「最凶のラブソング」――Radwimps『五月の蝿』の歌詞が今、若者を惹きつける理由
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