なぜ人はこれほどまでに自分をフレームワークに当てはめたがるのか。その源流を辿れば、20世紀初頭にスイスの精神科医カール・ユングが提唱した心理学上の類型論に行き着く。人間を内向型・外向型や思考・感情などの軸で分類する試みは、後にMBTIという世界的な性格診断テストへと発展した。
近年SNSを席巻した16Personalitiesも、この伝統的心理学の系譜の上に立つ。自己分析のツールとして誕生した心理テストのフレームワークが、現代ポップカルチャーと融合することで、全く新しいコミュニケーションの言語を生み出したのだ。