かつての中華物産店といえば、日本語の看板すらない怪しげなビルの一角で営業し、一歩入るのに相当な勇気を必要とする場所も少なくなかった。しかし、ここ数年でオープンした旗艦店の多くは、そうした過去のイメージを完全に覆している。
足元を明るく照らすLED照明、ゆったりとした通路幅、そしてスーパーマーケットさながらの清潔感。店内にはバイリンガル対応のスタッフが常駐し、電子棚札に表示されたQRコードをスマホで読み込めば、商品の詳細な説明や日本語のレシピ動画が即座に表示される。心理的な参入障壁を取り除いたことで、主婦層や若年層が普段使いのスーパーとして立ち寄る風景がすっかり日常化した。