見るだけの展示にとどまらないのが、この場所が老若男女を魅了する最大の理由だ。大人気を集めているのが、本物の金塊(約12.5kg)や銀塊に直接触れられる体験コーナーである。厳重なアクリルケースに設けられた丸穴から手を取り入れ、そのずっしりとした重量感をダイレクトに肌で感じることができる。
さらに、江戸時代の千両箱の重量を再現した模型を持ち上げる体験や、硬貨の模様を打ち出す圧印機の動態展示など、五感を刺激する工夫が随所に凝らされている。オリンピックの入賞メダルや勲章など、美しく鋳造された工芸品の展示も必見だ。お金の重みと歴史の重みが物理的にリンクする瞬間は、子どもにとっても大人にとっても忘れがたい記憶となるだろう。