「了解です、と部下から返信が来ると、少しモヤッとする」。都内のIT企業で課長を務める40代男性は、苦笑い混じりに語る。一方で、20代の若手社員の言い分は異なる。「チャットでわざわざ『承知いたしました』と打つのは堅苦しい。スピード重視の現場では、2文字で伝わる『了解』の方が効率的だ」。
このすれ違いは、単なるジェネレーションギャップではない。2026年現在、業務のスピード感はかつての比ではない。メールからチャットへの完全移行が進んだことで、言葉の「丁寧さ」よりも「即答性」が評価される文化が定着しつつある。その結果、テキストの温度感をどう捉えるかという新たな対立が生じているのだ。