菊池常利の音楽キャリアは、決して平坦な道のりばかりではなかった。1990年代、フォークデュオ「LA-LA Deux」のメンバーとしてメジャーデビューを果たした彼は、透き通るような声と哀愁を帯びたメロディで着実にファン層を広げていった。グループ解散後も、ソロアーティスト「TWUNE(ツネ)」として精力的な音楽活動を継続。横浜や東京のライブハウスを中心に、全国各地へ自ら足を運ぶスタイルを貫いている。
彼の真骨頂は、アコースティックギター一本で観客の心を鷲掴みにする泥臭くも圧倒的なライブパフォーマンスだ。東日本大震災の復興支援ソングや、全国の小中学校・高校へ贈る校歌や応援歌の制作など、地域に根ざした草の根の活動も数多く手掛けてきた。メジャーの華やかさだけに固執せず、人々の暮らしに寄り添う歌を作り続ける姿勢こそが、彼が長年愛され続ける最大の理由と言える。