蜜月関係にあった2人の歯車が狂い始めたのは、東京進出を果たし、それぞれの活動ステージが大きく変化していった時期でした。お笑い関係者や共演者の証言を総合すると、決定打となったのは「藤本の執拗なイジリ」と「木村のプライド」の激突にあります。
『キングオブコント2008』で初代王者に輝いたバッファロー吾郎ですが、木村は芸人仲間内でも「極めて繊細でプライドが高く、イジられ慣れていない」一面を持っていました。一方のフジモンは、相手の痛いところや隙を突いて大きな笑いを生み出すテレビバラエティの超一流プレイヤーです。
楽屋や飲み会、さらには収録の本番中において、藤本が木村のすべり芸や言動を過剰にいじり倒した際、木村の中で「プロとしての笑い」の許容範囲を完全に超えてしまいました。ある決定的なトラブルを境に、木村は「もう藤本とは二度と口を利かない」と周囲に宣言し、電話番号の消去やSNSのブロックなど、事実上の絶縁措置を取るに至ったと伝えられています。