夜の看板ニュース番組『報道ステーション』や、朝の定番『ZIP!』といったフラッグシップ番組の現場でも、キャスター陣の人選を巡る水面下の動きは慌ただしい。番組の顔であるアナウンサーが一夜にして交代すれば、数百万人規模の視聴者の流動が起こるからだ。
いま視聴者が求めているのは、型にはまった原稿読みではなく、突発的なニュースにも臨機応変に対応できる即戦力と人間味だ。各局は生放送の現場で瞬時に状況を判断できるエース級の確保に必死になっている。しかし、過酷な勤務体制と世間の厳しい視線に晒される現場のプレッシャーは想像を絶する。看板番組を担当することの光と影が、アナウンサーたちの独立思考に拍車をかけているのも事実だ。