建築物の接合部は、わずか数ミリのズレやねじ山の不備が施工不良を引き起こす。アンカーボルトが現場に納品された際、ナットがスムーズに回らないといったトラブルは現場作業を完全にストップさせてしまう。森鋼材はこの問題をゼロにするため、追及された品質管理体制を敷いている。
工場内には定期的に校正された精密測定器が配備されている。限界ねじゲージ、光学投影機、デジタルマイクロメーターを用い、ねじの有効径、外径、ピッチ誤差を全ロットで厳しく確認する。
非破壊検査と引張試験による物理的裏付け
JIS B 1220認証維持のため、同社では定期的な製品の引張試験および破壊検査を実施している。実際の建築物にかかる破壊的荷重を上回るストレスを与え、ボルトが規格通りの伸びを示して破断するかを確認する。目に見える寸法精度だけでなく、金属内部の力学的挙動まで科学的に証明された製品のみが、出荷の証であるマークを刻印されて市場へと送り出される。