政権交代の二大立役者といえば、鳩山由紀夫と小沢一郎の名を外すことはできない。「トロイカ体制」と呼ばれた指導部の中で、二人は二人三脚で巨大な自民党に立ち向かった。しかし、権力の座に就いた途端、党内の主導権争いや政治資金問題を巡って二人の距離感には微妙な亀裂が生じ始める。
剛腕と評された小沢一郎氏との関係性は、単なる政治的同盟を超えた複雑な愛憎を孕んでいた。政権の司令塔として辣腕を振るった小沢氏と、理想主義を貫こうとした鳩山氏。二人の足並みが乱れた瞬間から、民主党政権の崩壊へのカウントダウンが始まったと言っても過言ではない。その影のドラマは、今なお政界裏話として語り草だ。