神戸連続児童殺傷事件は、日本の法制度、とりわけ少年法の歴史を根底から覆す契機となった。当時14歳だった加害者が刑事責任を問われず医療少年院送致となったことを受け、厳罰化を求める世論が沸騰。その後の法改正により、刑事罰の対象年齢が16歳以上から14歳以上へと引き下げられるなど、司法の枠組みは大きく再編された。
だが、法的な手続きが完了し、保護観察期間が終了したとしても、奪われた命と遺族の苦痛に対する「倫理的な贖罪」が終わることは決してない。加害者自身の手による手紙や手記が世に出るたびに、遺族は事件当時の地獄へと引き戻され、静穏な生活を脅かされ続けている。
言葉によって他者を傷つけ、言葉によって自らを飾ろうとした加害者の歴史。その文字の底に横たわるのは、どれほど年月を重ねても埋まることのない深い闇である。我々社会がこの事件から目を背けず、言葉の毒に惑わされずに本質を見極め続けることこそが、未来の悲劇を防ぐための唯一の道である。 (出典: 酒鬼 薔薇 聖 斗 手紙(Yahoo!ニュース))
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