香坂みゆきの離婚は、単なる芸能人のスキャンダルではない。現代の日本が抱える「熟年離婚」のリアルな縮図でもある。
厚生労働省の統計を見ても、同居期間が20年以上の夫婦の離婚割合は高止まりしている。子育てが終わり、ふと隣を見たときに「この人と残りの人生を添い遂げるのか」と自問自答する女性は少なくない。
彼女が選んだ「籍を抜いて、それぞれの人生を生きる」という決断は、世間のしがらみや世間体に縛られていた多くのシニア女性たちに、静かな勇気を与えた。我慢して仮面夫婦を続けるよりも、お互いのために別れを選ぶ。その選択は、決してネガティブなものではないことを彼女自身が証明している。