「京都の和食=高い」という先入観は、観光エリアのマーケティングが生み出した一面的なイメージに過ぎません。少し視野を広げると、京都駅ランチ安いコスパを体現する、地元民から長年愛され続ける実力派が数多く見つかります。
特筆すべきは、八条口から南西へ徒歩約3分、高架沿いや裏通りに構える昔ながらのうどん処や定食店です。利尻昆布と削り節から引いた黄金色に澄んだ出汁、京風のやわらかい細うどんにたっぷりの九条ねぎと刻み油揚げが乗った「きつねうどん」や「衣笠丼」のセットは、850円〜1,000円前後で味わえます。派手な装飾こそありませんが、京都の家庭料理の神髄である「お出汁の旨味」を純粋に堪能できるため、舌の肥えたタクシー運転手や鉄道関係者の定番スポットになっています。
また、京都駅八条口ランチの注目株として、関西屈指の老舗洋食チェーン「東洋亭」の八条口店舗(近鉄名店街みやこみち内)が挙げられます。名物のアルミホイルに包まれたハンバーグステーキと丸ごとトマトサラダのセットは、ポルタ店に比べてビジネス客が多く、平日の時間帯によっては列の進みが格段に早いことで知られています。「日常の延長にある上質な味」を求めるなら、こうした地元民に寄り添った店舗選びが最も確実です。