四ツ辻で数世代にわたり参拝客を迎えてきた茶屋の店主は、近年の変化について複雑な心境を明かす。「一時期は店に入りきれないほど人が溢れ、うどん一皿出すのも一苦労でした。今は参拝客が24時間に分散したことで、一人ひとりのお客さんとゆっくり言葉を交わす余裕ができた」と笑顔を見せる。
一方で、深夜帯のゴミ問題や近隣住宅地への騒音被害が完全にゼロになったわけではない。地元自治会では夜間パトロール隊を組織し、参拝マナーの啓発活動を連日続けている。観光消費の恩恵を地域全体へどう還元し、住環境を守るかという模索は、今も日々続いている。