近年、猛烈な勢力を保ったまま日本へ接近・上陸する台風が増加している背景には、地球規模の温暖化と日本近海の海水温上昇が存在する。水温28度以上の海域が北上したことで、台風は北緯30度を超えても衰えにくく、膨大な水蒸気という「燃料」を供給され続ける構造が定着してしまった。
気象のプロフェッショナルたちは「数十年前の台風の感覚や『自分の住む地域は大丈夫』という経験則はもはや通用しない」と口を揃える。過去の最大被害を更新するレベルの暴風雨が毎年のように襲来する時代へと突入しており、常に最悪のシナリオを想定した防災意識のアップデートが求められている。