影響はアマチュア界隈やSNS空間にとどまらず、プロツアーの現場にも波及している。ツアー会場に足を運ぶ観客や、カメラマンのレンズが向く先に対して、アスリートとしての尊厳をいかに守るかという議論が過熱しているのだ。
実力で勝利を掴み取ろうとする選手たちが、容姿や衣装ばかりをクローズアップされる現状には強い批判の声があがる。一方で、興行としての人気を維持するためには華やかなビジュアルも欠かせないというメディア側の本音も透けて見える。スポーツとしての純粋な競技性と、メディア消費におけるエンタメ性のバランスは、かつてないほど危うい均衡の上にある。