全国のパン好きの間で一気にその名が浸透したきっかけの一つが、テレビ東京『出没!アド街ック天国』での大々的な特集だった。番組内で紹介された職人の技術と美しきパンの数々は、放映直後から大反響を呼び、連日開店前から長蛇の列が形成される事態となった。
テレビ放映による急激な需要の増加にもかかわらず、手作業による製パンの質を落とすことは一切なかった。ブーランジェリーとして大量生産に走るのではなく、1個1個のパンに対する仕込みの精度をむしろ高めたのだ。このブレない職人魂こそが、一過性のブームに終わらず、今なお根強いリピーターを獲得し続けている要因と言える。