インターネット上やSNSでは、居酒屋の年齢確認に関して誤った情報や都市伝説が少なからず出回っています。現場の実態に即して真偽を検証します。
誤解1:「未成年が一緒だと居酒屋に入店すらできない」は本当か?
「20歳未満がいると居酒屋に入れない」と思われがちですが、法律上、未成年同伴での居酒屋入店自体が禁止されているわけではありません。家族連れで食事を楽しむケースや、サークルの集まりで未成年がソフトドリンクを飲む目的で同席することは法的に問題ありません。
ただし、店舗によっては「酒類を主たる提供物とする業態のため、20歳未満のみのグループ入店不可」「保護者同伴でない未成年の入店禁止」といった独自のハウスルールを設定している場合があります。また、同席者が未成年にお酒を回し飲みさせるリスクを排除するため、グループ全員に酒類の提供を拒否する店も存在します。
誤解2:「抜き打ち調査は都市伝説」という認識の危険性
「警察や調査員が居酒屋を見回ることは滅多にない」という言説も見受けられますが、これは完全な誤りです。所轄警察署による居酒屋への抜き打ち立ち入り調査や、自治体の指導員による巡回は定期的に実施されています。
さらに近年では、大手外食企業が自社雇用のミステリーショッパー(覆面調査員)を派遣し、従業員が正規の年齢確認手順を踏んでいるかを抜き打ちでスコアリングするガバナンス体制が一般的になっています。現場スタッフにとっては、いつ誰が調査員であるか分からない緊張感の中で業務が行われています。