『世界の果てまでイッテQ!』の歴史において最大の危機となったのが、2018年11月に報じられたやらせ疑惑でした。週刊誌によってラオスで行われた「橋祭り」が現地に元々存在しないイベントであり、番組の海外現地コーディネーター側が企画・設営に関与していた疑いがスクープされたのです。
この報道を受けてBPO(放送倫理・番組向上機構)の放送人権委員会による審議が行われ、日本テレビ側も調査を実施。意図的な捏造こそ否定したものの、現地コーディネート会社への過度な依存や確認不足があった事実を認め、公式に謝罪する事態へと発展しました。この結果、看板コーナーであった「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」は無期限の活動休止に追い込まれました。
当時、誰よりも苦悩を深めたのは現地で泥にまみれ、全霊を捧げていた宮川大輔本人でした。現場で純粋に勝利を目指して体を張り続けていた彼に対する視聴者の同情と応援の声は凄まじく、制作サイドのガバナンス改革を求める声が急速に高まりました。