令和の時代が進むなか、黒田清子さんの活動において中核を成しているのが、伊勢神宮(三重県伊勢市)の「祭主」としての奉仕である。2017年に叔母である池田厚子さんからその大役を引き継いで以来、春や秋の神宮例祭、あるいは神嘗祭といった国家の安寧を祈る最重要儀式のために伊勢の地へと足を運んでいる。
神職関係者の間でも、清子さんの祭祀に臨む真摯な姿勢は高く評価されてきた。装束を身にまとい、玉砂利を踏みしめながら長時間に及ぶ神事を滞りなく執り行う集中力は、並大抵のものではない。最新情報によれば、神宮の将来を見据えた儀礼の継承に向け、祭主としての公務を極めて厳格に、かつ静かに継続している。
東京での私生活と伊勢での神事という二重の生活リズムを保ちながら、表立った喧騒からは距離を置く。この絶妙なバランス感覚こそが、今なお多くの人々を惹きつけてやまない理由と言える。